車のエアコンには外気導入と内気循環の2種類の空気の取り込み方法があります。
通常は外気導入を使うことが前提になっています。どの様なタイミングで使い分けたらいいのでしょうか。
今回は外気導入と内気循環のメリットと使い分け方法を調べてみました。
外気導入の内気循環効率的な使い方を知りたい方に参考にしてもらえると幸いです。
目次
外気導入はメーカー曰く、基本的な使い方。内気循環は特別な時
日産のページになりますが、下記の様な記載があります。
通常は外の空気を車内に入れる外気導入をONにしておくことをオススメします。
長時間内気循環にすると車内の空気が汚れ、酸素も不足し眠気をもよおすからです。
外の空気の臭いやホコリがひどいときには内気循環に切り替えますが、空気がきれいになったらまた外気導入に。
日産自動車 カーライフお役立ち情報より
これからみると通常は外気導入が基本で、外気が汚れている時に内気循環にするように書いてあります。
確かに、前にトラックが走っていて黒い煙を出している後ろを走るときなどは外気導入であれば車内の空気も汚れてしまいます。それでは外気導入と内気循環のメリットについてみていきましょう。
内気循環のメリット
内気循環とは外気の取入口を塞ぎ車内の空気を循環させます。ただ完全に密閉して換気が無くなるわけではありません。
冷房は内気が効率いい
暑い日にエアコンを入れて冷やした車内に外気導入すると温度の高い外気が入ってきます。
冷房時の特に乗った直後は車内の空気の入れ替えをして内気循環が効率的に車内を冷やせます。
だから燃費がいい
エアコンは車の電力を大幅に使うため、エンジンの回転数が上がります。
内気循環であれば冷房効率が上がるので、コンプレッサーの負荷が減ります。そのため燃費の向上がはかれます。
排気ガスや花粉が入らない
内気循環であれば外気の取り入れ口を塞いでいるので排気ガスや花粉が中に入ってきません。
特に大型トラックの後ろを走るときや花粉の飛び交う2月や3月は内気循環のメリットがあるでしょう。
ただ、最近はエアフィルターの性能も上がり花粉除去機能のついてエアフィルターなども販売されています。
臭いも入らない
外気の臭いが気になる時も内気循環であれば臭いが入ってきません。
逆に車内の臭いが気になる時は外気導入を使いましょう。
外気導入のメリット
外気導入は外から車内に空気を取り入れます。
随時換気が出来る
さきほどの日産のコメントにあるように常に新鮮な空気を取り込めます。
そのため酸素濃度が低下することを防ぐことができます。
それにより眠気や判断力低下などを防ぎ安全運転に寄与します。
またこの換気をすることでエアコン内部のカビの発生などを防ぐことも出来ます。
曇りが取れる。
フロントガラスの内側など、寒い日や雨の日に曇りやすくなります。
外気導入することにより、車内より湿度の低い新鮮な空気をいれることにより曇りを防ぐことが出来ます。
車内でタバコや食べ物などのにおい
車内でタバコや食べ物の臭いがこもることがあります。
外気導入ならば自然に換気しているので臭いも気にならなくなります。
エアフィルターで汚れは取れる
エアフィルターは定期的に交換がしたほうがいいでしょう。
メーカーの説明書を一度確認してみて下さい。
1万キロごとなどの記載があります。
エアフィルターが汚れてくると汚れたフィルターを通して車内に空気が入ってきます。
また交換しないとエバポレーターの故障につながります。
エバポレーターに結露して腐食して穴が空くことなどもあります。エアフィルターは比較的カンタンに交換できますので説明書をみて自分で出来るようであれば挑戦してみて下さい。
外気導入と内気循環の使い分け方法!まとめ
いかがでしたか?
今回は外気導入と内気循環について話をしてきました。
外気導入にするか、内気循環にするかはその時のドライバーの判断になります。
メーカーの説明書通り普段は外気導入で内気循環のメリットがあるときは切り替えるなど積極的に車内の快適な環境を守りましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。