
夏の炎天下での渋滞や冷却水不足、ラジエターの故障によりオーバーヒートを起こすことがあります。
突然の出来事でびっくりする方も多いと思います。
ボンネットから水蒸気の白い煙が出ているかもしれません。
その時の緊急時の応急処置について調べてみました。
私自身も何度かオーバーヒートを経験し応急処置をしながら東京・新潟間を往復したことがあります。
今回はオーバーヒートした時の応急処置とその後の対応方法について私の経験と共にご紹介します。
もし、これを読まれている方に今現在オーバーヒート中の方がいたら冷静にお読み下さい。
もし予備知識としてオーバーヒートの時のことを調べている方がいらっしゃいましたら参考にしていただけたら幸いです。
目次
オーバーヒートの原因とは?
自動車はエンジンで内燃機でガソリンを気化して燃焼しています。
そのためエンジンからは常に熱が発生しています。
エンジンを冷やしているのが冷却水です。
クーラントと呼んだりもします。その冷却水を車が走行している時はラジエーターで冷やして冷えた冷却水で、エンジンの周りを巡らせてエンジンから発せする熱をコントロールしています。
スピードメーターにある温度は水温の温度計です。
ただ、冷却水自体が足りなくなったり、渋滞で走行中の走行風がラジエターに当たらなかったり、ラジエターの故障によりエンジンの熱を冷やしきれなくなりオーバーヒートが起きます。
オーバーヒートをすれば、エンジンから異音がしたり、冷却水の水蒸気で白い煙が出ているかもれません。
オーバーヒートした時の応急措置
まずは、安全な場所に停車して下さい。
道路事情ですぐに停車出来ない場合は、速度を限界まで落とします。
夏であればエアコン(送風ではない)のスイッチを切って暖房を最高温度で全開にして下さい。
夏であれば当然、サウナ状態になりますので窓も全開です。
これでラジエターやエンジンに走行風をあてながら暖房で室内にエンジンの熱を逃します。
これだけでメーターの水温計が下がることもあります。
安全な場所を見つけたら車を停車させて、ボンネットをゆっくりと様子を見ながら開けましょう。
車を停めてしまうと走行風がラジエターに当たりません。
通常の停車中のアイドリング時はラジエターの前に冷却ファン(扇風機のようなもの)がついていて冷却ファンでラジエターに風を送っています。
冷却ファンが回っているかをまず確認しましょう。
もしベルト切れなどで冷却ファンが回っていなければエンジンを停止させます。
ただこの時点でエンジンを停止するのは冷却水やエンジンオイルの循環も止めてしまうのでエンジンの焼付きのリスクがあります。
ただ、冷却ファンが回っていない状態でエンジンをかけておけばエンジンの温度はドンドン上がってきます。
エンジンルームを確認して冷却ファンの動作を確認するとともに、ラジエターのリザーバータンクを確認してください。
冷却水が少なければ水道水でも構いません。
ただ、寒冷地の場合や寒冷地に向かうときには途中のガソリンスタンドなどでクーラントを混ぜてください。
水道水だれば氷点下で凍ります。
水は凍ってしまうと膨張しラジエターを壊してしまいます。
また、熱くなっているエンジンルームにいきなり水をかけるようなことはしないで下さい。
エンジンは熱で膨張しているところにいきなり水をかけるとエンジンブロックにクラックが入る可能性があり更に問題を深刻にします。
また、電装部品もたくさんあるので水をかけるのはNGです。
絶対注意すべきは、ラジエターキャップはいきなり開けないでください。
中で水が沸騰して圧力がかかっている可能性があります。
開けると一気に熱湯が吹き出してやけどを負う可能性があります。
開けるならば厚手のタオルで覆いながら圧力を抜いてゆっくり開けるのですが、なれていない方にはおすすめできません。
オーバーヒートのレッカー代は高額
ここまでオーバーヒートの応急処置についてお話してきました。
一番のベストはやはりロードサービスなどを呼ぶことです。適切なアドバイスや対応、もしくはレッカーをして整備工場まで運んでくれます。
もしご自身で心配な時はロードサービスに電話をしてみてください。
仮にレッカーになった場合のために、下記にJAFのレッカー料金を貼っておきます。
JAFの会員でなければ基本料金8,230円に作業量が4,650円で12,880円が必ずかかってきた上に距離加算になります。
思った以上にレッカー代金はかかりますね。
ちなみにJAFの会員になるために入会金2,000円と年会費4,000円が毎年必要になります。
あまり車に乗らない方にとってみれば年会費4,000円といってももったいなく感じてしまいます。

出典:http://www.jaf.or.jp
ロードサービスとしたらJAFが何より有名です。JAFへの入会は提携店(全国48,000箇所)などでの割引サービスなども受けられて特典がたくさんあります。グルメや日帰り温泉などが多くの割引を実施しています。何よりも多くの会員数と歴史の信頼感が大きいですね。
オーバーヒートなど故障や事故の対策 レッカー代金は無料にできる!
オーバーヒートの応急処置で仮にレッカー移動になった場合についてのJAFの代金をお話しました。
ただ、JAFの会員でなければレッカー移動の料金もかなり高い。
もしJAFの会員になるとしても年会費を毎年払い続けるのもなんとなくと感じている方もいるかも知れません。
無料で使えるロードサービスがないか調べてみました。
おすすめはENEOS CARD(エネオスカード)です。ENEOS CARDにはC・P・Sの3種類のカードがあります。
そのすべてのカードにロードサービスが標準装備しています。
また全国9500箇所の出動拠点とネットワークがあるので30分から1時間で駆けつけてくれるので安心です。

出典:エネオスカード
特におすすめしたいのはENEOS CARDのSタイプになります。
先程ご紹介して3種類のカードはどれも初年度無料で年会費1,250円(税別)かかるのですがタイプSのみ年に1回だけでも利用があれば年会費は無料になります。

出典:エネオスカード
これでレッカーの代金に不安を感じる必要がなくなります。
その上ガソリン代もいつでも値引きが受けられます。
どちらにせよガソリンは使うわけだし、いざ事故や故障時のためにお守りとして持っていても損はないカードになりますね。
エネオスカードであればガソリンの割引だけでなくロードサービスも無料でついてきます。その上、ENEOS CARD Sならば年に1回だけ利用すれば年会費も無料になるので持っていて損はありません。エネオスカードは全部で3種類あります。 ENEOS CARD C(キャッシュバックタイプ) ENEOS CARD P(ポイントタイプ) ENEOS CARD S(スタンダード) ※ENEOSサービスステーションまたは、 一般加盟店で年1回以上のカード (QUICPay・ETC含む)のご利用で次年度の年会費は無料になります。 他に愛用のクレジットカードがなければすべての利用をうまくENEOS CARDカードに纏めてガソリン代を7円引きにまで出来るENEOS CARD C(キャッシュバックタイプ)がお得ですね。
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月に7万円で最高額のガソリンの割引になるので携帯電話やガス代、食費などでクリアしていく方もいるかも知れません。
オーバーヒートの応急処置をした後
応急処置をすれば水温がさがりエンジンの熱も下がってきます。
この後も、普通にドライブ出来ることもあります。私は、オーバーヒートしたらその後一旦エンジンを冷やした後、冷却水の残量だけ確認して暖房全開、窓全開の汗だくで新潟までいきました。
常に水温計を確認しながら問題なく完走できました。
ただ、おすすめできる方法ではありません。
できればそのままロードサービスに連絡をして整備工場に持っていった方がいいでしょう。
まったくおすすめはしませんが、どうしても先を急ぐ、できれば自宅そばの整備工場に持っていきたいということであればこの様な方法も1つです。
修理費用は故障箇所によって変わってきますが、冷却水不足であれば水を足せば回復しますが冷却水は急に減るものではありません。
ラジエターからの冷却水漏れウォーターポンプの故障やそれを回すベルト切れ、サーモスタットの故障などが考えられます。
ラジエターの交換や、ウォーターポンプの交換となるとそれなりの費用になってきます。
もし、修理費用は気にしないという方ならいつもお世話になっている整備工場で修理するのがいいと思います。
ただ、あまり修理代にお金をかけたくないのであれば、いくつかの整備工場で相見積もりなどをもらってみましょう。
車に詳しい方であれば問題ないのですが、余計な部品交換が入っていないかも確認できます。
また、ラジエターやウォーターポンプなどの部品は新品ではなく中古を使えば安く修理出来るかもしれません。
修理してもらう整備工場を決めたら部品の型番などを聞いて、ヤフオクなどで中古の整備済みの部品がないか調べてきましょう。
部品の持ち込みでも修理してくれる整備工場もあります。
整備工場を探す際に私がいつも使っているのは、GooPit(グーピット)です。中古車探しで有名なグーが提供している自動車整備工場検索サイトです。
車の車検・点検、オイル交換、修理・板金・塗装、パーツの持込み取付などがができる修理・整備工場をお近くから探すことができるサービスとなっております。
さきほどお話したネットで中古部品を買ってその整備工場に直送も対応しています。
問い合わせは完全無料です。
複数の整備工場に問い合わせすることも簡単です。
整備工場の見積もりを1社から入手できれば故障箇所の特定もできます。
まずは1社から見積もりをもらって、それを軸にメールで「オーバーヒートの修理をお願いします。交換部品は◯◯です。いつ頃修理可能ですか?お見積りもいただけると助かります。」電話で問い合わせすると時間もかかりますので、近くの整備工場5社ぐらいにメールで一気に問い合わせします。
おすすめしますのでご興味のある方は覗いてみて下さい。
オーバーヒートした時の応急措置まとめ
いかがでしたか?
オーバーヒートした時は焦ると思います。
メーターの水温計は真ん中より下しか見たことがないはずです。
それがぐんぐん上昇しているのをみるとびっくりします。
ただ、何より大切なのはパニックにならないことです。
オーバーヒートという現象が車には存在することを事前に知っておけば少しでも冷静な対処ができると思います。
オーバーヒート以外にも運転している車に異常が発生した時は安全な場所に停めて一度確認することを忘れないようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。